〜「長崎のよかもん」を全国にお届けします〜
長崎空港オンラインショップ
商品検索
商品カテゴリから選ぶ
バイヤーのおすすめ
トップ > 特集 > 菓秀苑 森長
Vol.04
菓秀苑 森長
寛政5年より続く、気持ちを込めた菓子作り
森長（モリチョウ）といえば「森長おこし」で県内外から知られる名店。九州地方のおいしいお米を使った昔ながらの味わいが癖になる「おこし」は、独特の香ばしさにファンも多い一品です。寛政五年（1793年）に創業し、おこしをはじめ様々な和菓子の販売を続けてきた老舗の「森長」ですが、老舗といえども「新しさ」へのチャレンジを絶えず続けているお店でもあります。 その代表的な商品が「カステラ」。昭和49年（1974年）より製造を開始し、本場の味にこだわった、スタンダードな「長崎カステラ」はもちろん、「出島珈琲カステラ」や全国で爆発的な人気を博した「生カステラ」と種類は様々。バラエティに富んだ商品も、「森長」の売りです。 そのなかでも今回注目するのは、桃カステラ。桃は中国で、長寿の縁起があるとされており、「桃カステラ」はそれをかたどった長崎ならではの菓子。ピンク色に色づく形が愛らしく、主に桃の節句の贈答品として贈られる菓子の一つです。長崎県民の愛する祝い菓子が、どのように出来上がるのか覗いてみましょう。
まずは、ふんわりとした生地が焼きあがったところよりスタート。「森長」の桃カステラは、ころんとかわいい手のひらサイズの丸い形が特徴です。ふんわりと漂う甘い香りに、思わず手を伸ばしたくなるのをぐっとこらえて次の工程へ。まずはベースとなる砂糖のフォンダンを塗り、そこに赤く色を付けます。フォンダンは、独自の配合でしっかりとした甘さながらも「しゅわっ」と溶けるくちどけ感がポイントなのだとか。やさしい甘さの生地と、口にとろけるフォンダンの相性はバツグン。何個でも食べてしまえそうな味わいに……。
そのままでもかなり「桃っぽい」のですが、最後にもう一度フォンダンを「上がけ」するのがポイント。そうすることで、赤い色がよりほんのりとした色になるのに加え、ぷっくりと愛らしい見た目にもなるのだとか。今回「上がけ」をしていただいたのはその道40年のベテラン。お話を聞くと、まず温度調節に気を遣っているそう。温度が変わることで、艶がうまく出なかったり、厚みが変わってきたりするため大切なポイントの一つなのです。そののち、桃の葉っぱなどの飾りをつけて、しばらく放熱させると桃カステラの完成となります。
「森長」7代目当主である森さんは、職人の持っている各々のスキルをみんなで共有することを心がけていますと話します。というのも、誰か一人が秀でた技量を持っているだけでは、お菓子作りもうまくはいかないという考えから。「見て盗む」方法もあるけれど、それより「みんなが同じように高めあっていけること」が大切なのだそう。そんな「森長」だからこそ、独創的なアイデアや、長年愛されるお菓子作りをコンスタントに続けていけるのだと言えるではないでしょうか。 縁起物として、長崎の春には欠かせないお菓子である「桃カステラ」。そんな縁起物だからこそ、より思いのこもった商品になります。季節に彩りを加えてくれる、長崎ならではの縁起菓子「桃カステラ」を、贈り物やお祝いの席にぜひ。
桃カステラ2個入（1,350円）は、ふんわりとした生地にひんやりしっとり食感の砂糖が絡む一品。お茶と一緒にいただきたくなるおいしさです。 黒おこし12枚入り（594円）は、九州地方のお米に、味わい深い黒砂糖の粒をたっぷり入れた独特の香ばしさが特徴です。 半熟生カステラ（1,296円）は、とろりととろける他にはない食感が癖になる味。プレーンやメープルなど、バラエティ豊かなのも嬉しい商品です。
Copyright©Nagasaki Airport OnlineShop All rights reserved.
